日本語教師ここなの日本語ポッドキャスト
Cocona’s Japanese Podcast
日本語のレベルは中級、JLPT N3ぐらいです。
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みなさん、こんにちは。日本語教師のここなです。日本はだんだん暖かくなってきました。冬も終わりです。私はこの冬、はまったことがあります。それはおでんを作って、食べることです。おでんは日本の家でよく作られる家庭料理です。鍋料理で、温かい料理なので、寒い季節、秋から冬によく食べられます。以前おでんの動画をつくりました。その中で紹介したとおり、おでんは手間がかかる(てまがかかる/Take time and effort)料理です。「手間がかかる」とは労力や時間がたくさん要ることです。たくさんの材料を準備したり、たくさんすることがあったりして時間がかかる料理を手間がかかる料理と言います。おでんは手間がかかる料理です。おでんの動画を作ったのですが、実は・・・自分で作ったことはありませんでした。もちろん食べたことはあります。母が作ったものやコンビニで買ったものを食べたり、居酒屋で頼んで食べたりしていました。でも自分で作るのは面倒くさい!と思い、めんどくさがり屋の私は自分で作ることはありませんでした。「めんどくさがり屋」とは物事を行う際に手間やわずらわしさを感じ、行動を後回しにしたり、避けたがったりする性格の人です。私はめんどくさがり屋です。そんな私がこの冬おでんを作るのにはまりました。「はまる」とは何かに夢中になる、熱中することです。例えば「最近あのアイドルにハマっている。」「このゲームにハマって、ずっとしている。」などと言います。カジュアルな場合は「はまる」の「ハマ」をカタカナで書く場合もあります。XやインスタなどのSNSにはカタカナで書いてあることが多いと思います。
ということで私がこの冬はまったこと、おでんを作って、食べることについて今回はお話しししていきます。おでんの話をするので、料理のことばがたくさん出てきます。以前作成したおでんの動画で紹介したことばをたくさん使うので、ぜひそちらもご覧ください。またこのポッドキャストの字幕にも大切な料理のことばには英語訳をつけています。そちらもご利用ください。
まずどうして今回おでんについて話したいと思ったかというと、自分が作ったおでんを食べて「うま~!」と感動したからです。「うまい」は「おいしい」の意味で、友達との会話や思わず口に出して一人でつぶやく場合には「うま!」「うんま!」「う~ま!」などとも言います。バラエティ番組やアニメなどでどんな「うまい」が使われているか探してみてください。ちなみにフォーマルな場合は「うまい」よりも「おいしい」を使ったほうがいいと思います。
私が思わず「うま~!」と感動した手作りおでんですが、私は料理がそんなに上手なわけではありません。めんどくさがり屋なので、あまり時間をかけて料理をすることはありません。そんな私がどうして今回手間がかかる料理、おでんを作ろうと思ったかというと二つ理由があります。
一つ目は大きい大根(だいこん/Daikon, Japanese radish)を買ったことです。おでんの具(ぐ/Ingredients, Filling)といえばまずは大根です。おでんの中に入っているものを「具」と言います。みなさん、大根はわかりますか。大根は白くて長い野菜です。冬が旬の野菜で冬は甘みが増しおいしくなります。冬にたくさん取れるので、安く売っていることが多いです。ある日スーパーに行って大きい立派な大根が安かったので、たくさん買いました。これをどうやって料理に使おうかと考えた結果、たくさん使うにはおでんしかない!と思いました。
二つ目は最近、煮込む(にこむ/Stew, Simmer)料理のおいしさを知ったからです。「煮込む」というのはいろいろな材料を入れて一緒に煮る(にる/Simmer, Cook it in the sauce)こと、また長い時間をかけて煮ることです。わかりやすい例で言うと、「ビーフシチュー(Beef stew)」や「ポトフ(Pot-au-feu)」が煮込む料理で、「煮込み料理」と言います。おでんも煮込み料理です。どうして煮込み料理のおいしさを知ったかと言うと、最近韓国の料理番組『白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜』という番組を見たことがきっかけです。料理が上手なシェフ達が料理を作る番組なのですが、それを見ると野菜やお肉などを丁寧にじっくり煮込んでいる場面がたくさん出てきました。私はせっかちな性格なので、待つのが苦手で料理をするとき煮込むことを全然していませんでした。この番組を見て、私もじっくり煮込んでみよう!と思いニンジンと大根を煮込んだスープを作ってみました。そうしたら野菜の味がスープにたくさん出て、いつもの何倍もおいしかったんです。それをきっかけに、料理をするときはちゃんと煮込む時間を取るようになりました。ちなみにこの『白と黒のスプーン』はNETFLIX、ネトフリで見ました。面白いのでお薦めです。
ということで、煮込みたい私にとっておでんはぴったりな料理です。お得な大根を手に入れて「よし!おでんを作ってみよう!」という気持ちになって、おでんを初めて作ることにしました。
ではここからは私のおでんの作り方を紹介します。といっても、私はめんどくさがり屋なので、簡単おでんの作り方です。動画で紹介したものよりかなり簡単です。
まずおでんの具は、「大根」「たまご」「手羽先(てばさき/Chicken wings)」「はんぺん(Hanpen)」の四種類だけです。動画ではたくさんの具を紹介したのですが、これだけでも十分おいしいおでんになりました。ではそれぞれの材料の調理方法です。
まず大根は皮(かわ/Skin, Shell)をむいて(むく/Peel)、厚く(あつい/Thick)切ります(きる/Cut, Slice)。おでんの大根は薄く(うすい/Thin)切るんじゃなくて、厚く切るのがポイントです。次は「たまご」。卵はお湯に入れて、ゆで卵(ゆでたまご/Boiled egg)にします。そして殻(から/Shell)をむきます(からをむく/Peel)。次は「手羽先」。手羽先は鶏の羽の先にある細長い部分です。これは特に何も準備は要りません。最後は「はんぺん」。はんぺんとは魚のすり身に山芋(やまいも/Yam)、卵白(らんぱく/Egg white)、卵の白い部分などを混ぜて(まぜる/Mix)練った(ねる/Knead)ものです。はんぺんは切るだけです。これで具の下ごしらえ、準備は完成です。
材料を準備したら、普通は「だしをとる(Make dashi)」という工程があります。「だし(Soup stock)」とは何かを煮て出た汁、スープのことです。動画では昆布(こんぶ/Kelp, Seaweed)と鰹節(かつおぶし/Bonito Flakes)でだしをとるという工程を紹介しました。このだし汁を使って具を煮込んでいきます。しかしこれは・・・私にとっては大変な工程です。ということでこの工程は飛ばします。私の作り方はこうです。
材料を水の入った深い鍋に入れて、塩(しお/Salt)と酒(さけ/Cooking sake)を加えます(くわえる/Add)。塩と酒は味を調える「調味料(ちょうみりょう/Seasoning)」とも言いますね。醤油(しょうゆ/Soy sauce)、みりん(Sweet cooking sake)なども調味料です。そしておでんの素という粉末、パウダーを入れます。これを入れると、だしをとる代わりになります。そして30分ぐらいぐつぐつ煮込みます。「ぐつぐつ」とは物を煮る音などを表すオノマトペです。ぐつぐつ煮込んだら、これでもう完成です。
ということで、これが私のおでんの作り方です。どうでしょうか。簡単ではないでしょうか。あまり具の種類もないし、だしも取らないので簡単に作ることができました。でも簡単なのに、それぞれの具のおいしい味が出てそれがまた具に染み込んで(しみこむ/Soak into)おいしいおでんになりました。最初に食べたときはあまりのおいしさにびっくりして、「うま!」とつぶやきました。「私にこんなおいしい料理ができるなんて!」と感動しました。旬のおいしい大根と煮込むという工程のおかげで、私が作っても上手にできたと思います。
具を食べた後は、残ったスープにうどん(Udon)を入れました。茹で上がったうどんに刻んだ(きざむ/Chop, Mince)ネギ(Green onion)をかけて食べてみると、「うんま~!」と思わず声が出るほどおいしかったです。「刻む」というのは切って細かくすることです。うどんの麺におでんのおいしいスープが染み込んで、刻んだネギとよく合い本当においしかったです。
簡単にこんなにおいしいおでんが作れると気づいて、この冬はこの簡単おでんを何回も作りました。具は「大根」と「たまご」は毎回入れて、その他は「里芋(さといも/Satoimo, Japanese taro)」「こんにゃく(Konnyaku, Konjac)」「しらたき(Shirataki noodles)」「ちくわ(Chikuwa)」など色々変えて味の違いも楽しみました。
ということで、今回は私の簡単おでんの作り方を紹介しました。料理のことばをたくさん使いましたが、わかりましたでしょうか。みなさんはおでんを食べたことがありますか。秋から冬にかけて、色んなお店でおでんを売っています。コンビニに置いていることもあります。もし機会があれば、ぜひおでんを食べてみてください。私は来年の冬もおでんを作ろうと思っています。最後までお聞きいただきありがとうございます。ではまた次回、お会いしましょう!さようなら:)
おでんの具の名前|Word For Oden
- 大根/だいこん|Daikon, Japanese radish
- たまご|Egg
- こんにゃく|Konnyaku, Konjac
- しらたき・糸こんにゃく|Shirataki noodles
- がんもどき|Ganmodoki
- ちくわ|Chikuwa
- はんぺん|Hanpen
- 牛すじ|Beef sinew, Beef tendon
- じゃがいも|Potato
- タコ|Octopus
- 餅巾着|Mochi purse
- うどん|Udon
料理のことば|Cooking Words
- 材料/ざいりょう|Ingredients
- 具/ぐ|Ingredients, Filling
- 煮る/にる|Simmer, Cook it in the sauce
- 煮込む/にこむ|Stew, Simmer
- だし|Soup stock
- 昆布/こんぶ|Kelp, Seaweed
- 鰹節/かつおぶし|Bonito Flakes
- 調味料/ちょうみりょう|Seasoning
- 酒/さけ|Cooking sake
- みりん|Sweet cooking sake
- 醤油/しょうゆ|Soy sauce
- 塩/しお|Salt
- 加える/くわえる|Add
- むく|Peel
- 皮/かわ|Skin, Shell
- 殻/から|Shell
- 茹でる/ゆでる|Boil
- 卵|たまご|Egg
- ゆで卵/ゆでたまご|Boiled egg
- 切る/きる|Cut, Slice
- 厚い/あつい|Thick
- 薄い/うすい|Thin
- 刻む/きざむ|Chop, Mince
- ネギ|Green onion
- 混ぜる/まぜる|Mix
- 山芋/やまいも|Yam
- 卵白/らんぱく|Egg white
- 染み込む/しみこむ|Soak into
- 濃い/こい|Strong (taste)
- 薄い/うすい|Weak (taste)
- 手間がかかる/てまがかかる|Take time and effort
オノマトペ|Onomatopoeia
- 物の煮える音などを表す語。

